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離れて暮らしている親の介護で大切なこと

親が高齢になると必ず問題になるのが介護のことでしょう。特に親が一人暮らしをしている場合は心配事も多いのではないでしょうか。
その場合、やはり大切なのは事前の準備です。
親と話し合い、自分と親それぞれの希望をできる限り尊重した対応策を考えておくと、実際にその時が来ても慌てずに冷静に対応できます。

親が高齢になったら、まずできるだけ帰省の回数を増やしてコミュニケーションを取るようにしましょう。
なにげない会話の中で親の生活パターンを把握し、不安に感じていること、頼りにしている隣人や友人のことなどを聞き取っておきます。
また、今後の介護に対する思いや日々の生活の中での楽しみなども聞いておくようにしましょう。
聞きにくいことですが、できれば親の経済状態やお金の管理等についても確認できると良いですね。

それから、事前に介護施設に資料請求をしたり、施設見学をしたりしておきましょう。
切羽詰まった状況だと、本人の意志や施設のホスピタリティが後回しになり、空き状況ばかりが優先されがちになるからです。
介護施設は年老いた親の終の住処になったり、生きがいを見つける場にもなるので、後悔しないためにも元気なうちに、納得できる施設探しをしておいたほうがいいでしょう。

そして、いざ介護が必要となったら、まずは地域の包括支援センターに介護保険の申請をします。
それにより初めて要介護度が決定し介護保険のサービスが受けられるようになるので、早めの申請が重要です。
次に介護サービスの計画を立ててもらうためケアマネジャーを選定しますが、選定に関しては包括支援センターに依頼することも可能です。
その際はなるべく遠距離介護に詳しい人を紹介してもらうようにしましょう。

介護保険サービスとしては、訪問サービスや宿泊サービスの他、デイサービスなどの通所サービスがあります。
緊急時の対応も含めて上手に組み合わせて利用すると良いでしょう。
介護保険は介護を目的としたリフォームや福祉用具のレンタルにも対応しています。
ケアマネージャーとよく相談して必要なものはしっかりと揃えるようにしましょう。

また「独居高齢者の暮らしを守ろう」には高齢者が一人で暮らす問題やメリット、さらにその生活を支える取り組みについての情報が載っているので、そちらも読んでおくことをオススメします。

# by give610take | 2020-04-15 00:00